パメラ・コールマン・スミスの画風
ウェイト版の画家として知られるパメラ・コールマン・スミスは生涯一度も有名になることなく73歳でこの世を去りました。
アーサー・E・ウェイトの人生が「光」であるならば、彼女の人生は「影」と例えるべきです。
もともと、パメラはウェイト版のデッキの原画を白黒で描き、後から色を指定してカラーのデッキが完成したそうです。パメラの満足する色使いにはならなかったと当時の文献から知ることができます。
パメラ自身は、繊細で淡い色使いを好む画家でした。彼女の僅かに残った作品から、彼女の画風を窺い知ることができます。