「イヤー・カード」が表すピコ太郎の２０１６年
「イヤー・カード」は、数秘術とタロットを用いて導き出されるカードで、その人の一年の動きや運勢を如実に表します。
本日の１５時からピコ太郎氏（１９７３年７月１７日生まれ）が外国特派員協会で会見を行いました。「全米ビルボードトップ１００（７７位）に入った世界最短曲（４５秒）」としてのギネス認定を受けての会見です。
さて、彼の「イヤー・カード」を見てみましょう。２０１６年のイヤー・カードは「恋人」のカードです。
このカードは、転職や新しい仕事を見つける時機（タイミング）を表すカードで、自分の「天職」に巡り合うことを示唆するカードです。心躍るような仕事、自分が心の底から楽しめる仕事を表し、特に人と人とを結びつける仕事、コミュニケーションに関連する仕事、宣伝やPRなどの仕事などが向くことを表します。
恋愛や結婚の運気上昇を象徴するカードでもあり、彼のおめでたいニュースが飛び込むかもしれません。
「正義」のカードに描かれた人物の右足
「正義」は古来より「四元徳」の一つとされてきました。
「四元徳（しげんとく）」とは「枢要徳（枢要徳）」「四徳」とも呼ばれ、古代ギリシャでプラトンが彼の著書「国家」の中で書いているように「個人にも国家にも共通して持たれるべき徳目」を指します。
四つの徳とは、「勇気」「節制」「正義」「思慮／知恵」です。タロットにはこれらの徳に対応するカードがあります。「勇気」は「力」のカードで、「節制」と「正義」がその呼称の通りの「節制」と「正義」のカードが存在します。唯一、「思慮／知恵」に直接的に対応する大アルカナは存在していません。
「正義」のカードは「１１」という番号が振られていますが、ちょうど大アルカナの中間点に位置するカードと言えます。この人物が左手に持つ天秤は、人生の「中間点」において人生を整理して秩序を持たせること、天秤の二つの秤に乗せられた対立したものを統合することをアドバイスするものです。
「１１」という数字は「魔術師」が持つ「１」が二つ重なる数字であり、１＋１＝２の通り「女教皇」の持つ「２」に繋がる数字でもあります。実際、このカードの人物の右手を上げ左手を下げている姿は「魔術師」のポーズと重なるものであり、カーテンを背にして２本の柱の間に鎮座する姿は「女教皇」の構図と酷似しています。
「正義」のカードの中の人物の右足を見れば、この人物が「まさに立ち上がろう」としていることが見て取れます。このカードは、「立ち上がる」ことが、あなたの人生を公平な視点で捉えなおし、そうすることによってあなたを過去から解放すると説いています。家族、学校、社会などから受けた影響、幼少期より刷り込まれたモラルや価値観（人生観）、少しずつ蓄積した恐怖、不安、怒り、罪悪感をあなたが手放すことができるというメッセージを内包したカードなのです。
ベッキーと川谷絵音の「イヤー・カード」
今年の年明け早々から世を騒がせたベッキーさんと川谷絵音さん（以下、敬称略）の二人ですが、今年の「イヤー・カード」はどのようなカードだったのでしょうか？
そもそも、「イヤー・カード」とはその人の１年を表す大アルカナのカードです。大きな流れ（全体運）、恋愛、仕事などの動きを見ることができるカードです。
ベッキーの２０１６年の「イヤー・カード」は「隠者」です。彼女が「孤独」になること、「内省」の年となることをはっきりと見通すカードです。「内省」の結果として、彼女自身についての真実を発見することを「イヤー・カード」は言い当てています。
一方、川谷絵音の「イヤー・カード」は「恋人」のカードです。このカードは愛や恋だけを表しているのではなく、悪い意味での「欲望」や「欲求」が彼の中に渦巻いていることを示唆するカードでもあります。年明けのベッキーとの騒動以降でも、未成年のタレントとの交際や飲酒問題が発覚するなど、彼の欲望にまみれた一年を象徴するカードとなっています。
土屋太鳳の「パーソナリティ・カード」
昨年ブレイクして今年も勢いが止まらない女優の「土屋太鳳」さんですが、彼女の「パーソナリティ・カード」は「女教皇」のカードです。
「女教皇」が表すパーソナリティは、直観型の人物です。また、どこかに神秘性や霊性を備えた人物であることが少なくありません。女性性のより深く繊細な面を持った人物です。「知性」や「知識」を備えていることもこのカードが表す人物の大きな特徴です。恋愛については非常に保守的で真面目です。このカードが女性を表す場合、純潔で清らかな女性を指しています。
さて、「女教皇」のカードには「B」と「J」という文字が書かれた二本の柱が描かれています。「B」と「J」の文字は、古代エルサレムのソロモン神殿にあった円柱「ボアズ（Boaz）」と「ヤキン（Jachin）」を表しています。
夜（闇）を表す「ボアズ」は受動性と神秘性の象徴であり、昼を表す「ヤキン」は能動性と意識の象徴です。「ボアズ」は女性性を、「ヤキン」は男性性を指しています。対立する両極は「二元論」を表現するもので、これら２つの要素を備えていれば安定することを暗示しています。「ボアズ」と「ヤキン」の要素は、女教皇の中に内包される要素とも言えるのです。
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの「パーソナリティ・カード」
「パーソナリティ・カード」は、数秘術とタロットを融合させて特定するカードですが、このカードは「あなたが何を学ぶために、何を行うために生を受けたか」を示すカードです。
恋愛や結婚について、二人の「パーソナリティ・カード」を見ることで「相性」や「未来」を見通すことが可能です。
実際に、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの「パーソナリティ・カード」を見てみましょう。
アンジェリーナ・ジョリーは「法王」、ブラッド・ピットは「皇帝」と「愚者」の２枚です。「パーソナリティ・カード」は通常１枚なのですが、ブラッド・ピットは二つある例外の一つに該当します。
アンジェリーナ・ジョリーは、生まれながらにして、人を受け容れ、許す力が大きい人物のようです。養子のことや世界的に知られる慈善活動を見ても、彼女が「法王」のカードが表す人物であることは明白です。
一方で、ブラッド・ピットは支配的で、自由な生き方を好み、好奇心が旺盛です。権威や主張を重んじる彼がどこかで譲れない問題に直面したのかもしれません。
「ブランジェリーナ」と呼ばれたこの美しい二人が離婚を申請したことは、世界を驚かせることになりましたが、「パーソナリティ・カード」を見る限りでは納得せざるを得ない事実なのかもしれません。
特別な数字である「３」と「７」
数字の中には、特別な意味を持つとされる数字が存在します。
それは「３」と「７」というふたつの数字です。これらの２つの数字は、神話や宗教的な教義の中に頻繁に現れます。
「３」はキリスト教において「父なる神、子なるキリスト、聖霊」の「三位一体（トリニティ）を指し、ヒンドゥー教において「創造者、保護者、破壊者」の「三神一体」を指します。ヨーロッパでは、月の満ち欠けと関係する「乙女、母、老婆」の三人の女神があり、我々の人生を左右する三人の「運命の支配者」と信じられています。私達自身も、「父、母、子」というトリニティの中で生を受けます。
「７」は西洋占星術の１０の惑星のうち、肉眼で見ることができるものが７つの惑星であり、このことから１週間が７日とされ、それぞれの曜日が７つの惑星によって支配されているという説があります。虹の色も７色、人体のチャクラも７つ、ひとつの音階はドレミファソラシドの７つの音から成ります。
「３」と「７」は特殊な数字なのですが、アメリカでは以前は２１歳（３×７）を成人とみなしていたこともそれと関係すると言われています。
大アルカナの（愚者を除く）総数も「２１」です。「愚者の旅」と題される３つのステージは、多くの謎を秘め、多くのメッセージを秘めているのです。
「イヤー・カード」が表す小池百合子東京都知事の２０１６年と２０１７年
小池百合子東京都知事は、１９５２年７月１５日生まれ。数秘術とタロットを用いて算出する２０１６年の「イヤー・カード」は「死神」のカードです。
彼女にとって、今年は「変化」の年。実際、自民党でのこれまでの活動を終え、新しく東京都知事としての活動をスタートする年になりました。「死神」のカードは自己解放や意識の変化を示唆するカードでもあります。年内あとわずかですが、どのような動きをされるのか、目が離せません。
ちなみに、小池都知事の２０１７年の「イヤー・カード」は「節制」のカードです。来年は「バランスと調和」の年となりそうです。「節制」のカードは協力関係や助け合いを指すカードでもあり、都議会運営での都知事と議会の協力関係やオリンピックの４者協議の行方も気になるところです。
大アルカナのカードに描かれた「川」
大アルカナのカードには「川」が描かれたカードがあります。
「女帝」のカードの女帝の背後には木々の間から川が流れています。この川は、流れ続ける「生命の力」を意味します。
「死神」のカードにも中央に川が流れ、埋葬船とおぼしきボートが川から海へと向かっています。これは、「死」を通過することで、自分自身に新しい「生」がもたらされることを暗示しています。このカードが「何かが終わり、新しい何かが始まる」ことを指すのはそのような理由なのです。
川は「変化」と「安定」の象徴なのです。川の水は常に変化しますが、川は川として存在し続けます。同じように、人も一日一日変化しますが、私たちは自分自身であり続けます。
大アルカナを「トランプ」と呼ぶ理由
大アルカナ（major arcana）のことを「トランプ（trump）」と呼ぶことを知っている方は少なくないでしょう。
そもそも、「アルカナ」とはラテン語で「神秘」「秘密」を意味する言葉ですが、「trump」はラテン語の「trionfi」＝英語の「triumph」に由来します。「trionfi」は「勝利」という意味で、大アルカナのカードには「切り札」という意味が込められています。
２２枚の枚数から、神秘主義者らによってヘブライ文字（２２文字）や、セフィロト（生命の木）の２２本の経路と関連づけて論じられることが有名です。
大アルカナのカードを３列（３つのレベル）に分類することも、世界共通の認識となっていますが、それぞれのカードの持つ意味は非常に深く、時に、あなた自身やあなたの人生そのものを表現する場合があります。
あなた自身を表す「パーソナリティ・カード」や「ソウル・カード」は大アルカナのカードで示されますが、それを知ることは、大局的に言えば、あなたの「人生（一生）」を知ることに繋がるのです。パーソナリティ・カードやソウル・カードがあなたの人生を決定づける「切り札」になるのです。
タロットと「Rota」
そもそも、タロット（Tarot）の起源は古代にまで遡り、神秘と謎に包まれたものです。
エジプトの「人生の王道」という意味の言葉と深い関連があり、Tarotのアナグラム（スペルの入れ替え）である「Rota（ロタ）」がラテン語において「輪」を意味することから「その道の行く先」が暗示されるとされています。
タロットは、地図あるいは鍵であるという見方も古くからなされています。自己の奥深くに隠された知恵や知識の「箱」を開けるための鍵として大アルカナ、小アルカナがあると論じられています。
タロットは、ヘブライ語の「Torah（トーラー）」（律法）であるとも言われ、ユダヤ教の最初の五書も「Tora（トーラー）」と呼ばれていることと深い関連があります。
タロットの力についての研究は尽きないものですが、タロットがあなたの中に眠る秘密や相手の中にある心理、状況を言い当てる偉大な力を持っていることは確かです。
あなたの直観がタロットを選ぶことは、あなたの人生、あなたの未来を大きく変えていくはずです。
「世界」のカードに描かれた人物
「世界」のカードに描かれた２本のワンドを持ち、ダンスを踊る人物の性別については諸説があります。
女性説については、ローマ神話における運命の女神「フォルトゥーナ」を表しているとされています。２枚目の画像の通り、彼女は運命を操る舵を手にしています。
男性説については、「キリストの勝利」と呼ばれるマンダラにデザインの原型があるのではという仮説に基づいたものです。３枚目の画像とライダー版の「世界」のカードの相似性は確かに感じられます。
最後に、両性具有の完璧な存在であるという説もあります。
さて、このカードの中の人物を取り巻く植物が、上部のリボンによって無限大の記号で結ばれています。終わりは始まりであること、輪廻転生を繰り返すことがメッセージとしてもたらされている可能性を表すものであり、「永遠」という時間軸の中でダンスを踊り続ける人物が「完成」「約束された成功」「旅」を象徴しているのです。
宇多田ヒカルの２０１６年のイヤー・カード
宇多田ヒカルは、１９８３年１月１９日生まれ。数秘術とタロットを用いて算出する２０１６年の「イヤー・カード」は「正義」のカードです。
彼女にとって、今年は「内省」の年。自身の考えや行動を深く省みる年です。
去る９月２８日に発売された新しいアルバム「Fantôme(ファントーム）」の中には全１１曲が収録されています。
「道」という曲の中で、彼女は、このような歌詞を書いています。
目に見えるものだけを
信じてはいけないよ
人生の岐路に立つ標識は
在りゃせぬ
「正義」のカードは、人生における様々な問題のバランスを取ることを示唆するカードでもあります。自分の人生を正直で公平な目で見つめ、それによって自らを過去から解放することを表すカードです。
宇多田ヒカルと「正義」のカードの関連を感じながら彼女の曲を聴くと、これまでとは違う「何か」を感じるかもしれません。
アファメーション
「アファメーション」とは「肯定的な宣言」を指します。
「アファメーション」は、あなたが望むものを引き寄せ、あなたが望まないものを遠ざけるための、欧米では非常にポピュラーな方法論の一つです。
しかしながら、「アファメーション」単体での方法論にはいくつかの短所があり、アファメーションを行う主体が「望みを詰め込みすぎる」という短所は顕著な短所だと言えます。
ヨーロッパのタロティストの中には、タロットの力とアファメーションの力を融合させている先進的なタロティスト達がいます。彼らは、タロットによって「本当に必要なもの」「本当に望むべきもの」「本当に手に入れるべきもの」を選び出し、それらをアファメーションのセンテンスに落とし込みます。
タロットとアファメーションの優位な要素を融合させたこの方法論は、多くの成功者やトップランナーの日々の指針となっています。
起床後と就寝前に１分ほどの「センテンス（文章）」を音読することで、あなたの思考や意識があなたの望む未来を創造することになるのです。
パメラ・コールマン・スミス
パメラ・コールマン・スミスは、１８７８年にイギリスのミドルセックスで生を受け、少女時代をロンドン、ニューヨーク、ジャマイカのキングストンを行き来して過ごしました。
２５歳になる頃に、イギリスの魔術結社「Golden Dawn（黄金の夜明け団）」に加わり、３１歳の年にアーサー・エドワード・ウェイトの指導、依頼で、彼女は７８枚の寓意画を描くことを引き受けます。ウィリアム・ライダー＆サン（ライダー社）社から出版されたタロットデッキのデザインは、パメラの神秘性、儀式性、想像力、空想性に富んだ作風を反映したものです。
彼女が描いた「ライダー版」（あるいは「ウェイト版」）のタロットデッキは今や世界のタロティストが使用するスタンダードなデッキになっています。
パメラの絵画は、批評家からは好評を得ていたものの、作品はほとんど売れず、出版社からは出版を断られ続け、彼女は深い失望を味わい続けました。
生涯独身を貫いた彼女が亡くなったのは７３歳の時。ひっそりと亡くなり、告別式も行われることはありませんでした。
東京のパワースポット 安平神社（銀座）
江戸時代、新庄美濃守の屋敷神として稲荷神社が祀られていました。
１８８２年に料亭「万安樓（まんやすろう）」を創業する際に、そこに祀られていた稲荷神社を「安平神社」と名づけて料亭内に祀りました。
「万安樓」はその姿を消し、すぐ隣にタワーマンションが竣工されましたが、安平神社の周囲の自然は残されています。
拝殿に向かって左の狐が持っているのは、望みを叶える「宝珠」です。右側の狐が持っている「鍵」でその望みを引き出してくれるそうです。
