タロティスト「夢野 雫(ユメノ シズク)」のブログ

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「月」のカードに描かれた犬と狼とザリガニ

「月」のカードに描かれた月が満月であるということをご存知の方は少なくないかもしれませんが、月明かりの下で遠吠えをしている犬と狼が何を表しているのかをご存知の方はあまりいないのではないでしょうか?

 

犬と狼は月によって「獣性」を目覚めさせられている状況にあります。「月」のカードは、あなたの中の「獣性」を暗に指している場合があります。「獣性」とは、人間が持つ肉体的な欲望などの動物的な性質です。それは、あなたの中の性的な欲求を指すこともあれば、動物の持つ凶暴性を指すこともあります。

 

さて、犬と狼の手前には水から頭を出したザリガニがいます。ザリガニは「獰猛な獣よりも深い部分にいる」ものとされています。それは、無意識の中にある「恐れ」です。頭部を水中から出したザリガニは、再び水の中に戻ると解釈されています。それは、即ち、最も深い恐怖を感じることなく、明確な形ではない恐怖を意味するのです。「明確な形ではない恐怖」を「月」のキーワードである「不安」や「迷い」と解釈することに至るのです。

 

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